忠介「ふっ、僕の名前は『江ノ尾忠介』。実験にサイエンスに青春を捧げる、熱血冷血漢なマッドサイエンティストさ」(クールな口調で) 靖臣「ちょっと待て忠介、熱血と冷血漢は矛盾しとるぞ!しかもそのつかみは前回、前々回のとほとんど一緒じゃないか!」 晴姫「あんたのそのセリフも前回、前々回の私のセリフとほとんど同じじゃないのよ、、、、」(少し呆れ気味で) 靖臣「おっ、そのつるペタ具合な声ははるぴーか?」 晴姫「はるぴー言うな!『つるペタ具合な声』ってなによ!」 靖臣「2回突っ込まれたんじゃないカナ、2回突っ込まれたんじゃないカナ」(中途半端に似ているカナ坊の声マネで) 若菜「うー、靖臣くん、中途半端に似ていて気持ち悪いんじゃないカナ、、、、」(しおらしい声で) 靖臣「失礼な!」 子鹿「私、靖臣さんにだったら2回といわず何回でも突っ込まれてもいいかも、、、、」(少し恥ずかしそうに) 靖臣「女の子がそんな下品な言葉使いをするな!」 若菜「そんなことやってないで早く宣伝しようよ、宣伝しようよ!」 ひより「は〜い、先生におまかせですよ〜」(間のびした声で) 靖臣「言っとくが、『逆襲』も『復讐』も『悪臭』も『学習』も『ニューヨーク州』も全部ダメだぞ」(「言っとくが」の後は早口で一気に言い切る) ひより「く、くしゅ〜〜〜〜〜」(泣きダッシュ) 初子「あ、泣きダッシュ」 若菜「『ニューヨーク』は州の名前じゃないんじゃないカナ」 鞠音「あの、早く宣伝しないと」(少し遠慮がちに) 美影「時間が無くなる〜………」(やる気がない声で) 星丸「きゅっきゅ〜」 初子「そういえばまだ桜橋先輩が来てないわねぇ」 靖臣「俺に任せろ。(少しためて)おねーちゃーーーーん!」(大音量で叫ぶ) 「ドドドドドドド………」(遠くから猛スピードで走ってくる足音) 涼香「どうしたの、オミくんっっっっ!?」 初子「速っ!」 靖臣「遅いぞすずねえ!すずねえのせいでドラマCDの宣伝が始められないぞ!」 涼香「ごめんねオミくん。ちょっっっっっっっっっっっっと準備に時間がかかっちゃって」(語尾を少し濁す) 靖臣「すずねえの生理の周期からいって、今日はすずねえの生理の日……」 涼香「お姉ちゃんコークスクリューーーーーーー!」(直前の靖臣がセリフを言い終える直前くらいから言い始める) 靖臣「ぐはっ……」(断末魔の声で) 鞠音「オミ先輩!」 子鹿「靖臣さん、ご臨終風味ですか?」 靖臣「勝手に殺すな……」(息も絶え絶えに) 初子「そろそろ宣伝を始めましょうか」(呆れた声で) 涼香「『秋桜(こすもす)の空に』ドラマCD第1弾『空色の涼香』と!」 晴姫「第2弾『水面(みなも)の晴姫』が!」(よそいき声で) 子鹿「好評発売中風味です!」 初子「『風味』ってあんた、、、、」(ちょっと呆れた声で) 鞠音「第2巻はボクのジャケットが目印です!」 晴姫「小泉、あんた私にケンカ売ってるの?」(内心すごく怒っているが、努めて冷静にしようとしている口調で) ひより「く、くしゅ! 私はるぴーにケンカなんて売ってませんよ〜」 晴姫「私、先生にはるぴーなんて呼ばれる覚えないんですが……」 美影「後ろの方には私と星丸も〜」(気の抜ける声で) 星丸「きゅっきゅ〜」 若菜「第1巻は私と桜橋先輩のジャケットが目印なんじゃないカナ♪」 涼香「みんな、『秋桜の空に』ドラマCDシリーズ全巻そろえてほしいぞっっっっっ!」 靖臣「全巻購入特典は『オミくん甘やかし券』だ!」(意味も無くかっこよく) 忠介「だから靖臣、何でも言えばいいってものじゃないよ」 涼香「お姉ちゃん、それすっごく欲しいぞっっっっっっっっっっっ!」 若菜「私も欲しいんじゃないカナ欲しいんじゃないカナ」 鞠音「ボクも欲しいかも……」 子鹿「私も欲しい風味です!」 忠介「意外に好評なようだねぇ」 初子「高く売れるわね」(またいらんことを考えているような声で) 靖臣「売るな!」 若菜「まだドラマCDを買ってない人は今すぐお店にゴーじゃないカナ、ゴーじゃないカナ!」 靖臣「2回言うな!」 若菜「じゃあ……」 靖臣「2回以上言うな」 若菜「くしゅ〜じゃないカナ」(落ち込んだ声で) ひより「くしゅっ!先生のキメゼリフ取られましたよ〜」 (終わり)